栄養素一覧:カテゴリー
愛犬に必要な栄養素:コリン
レシチンにはコレステロールの沈着を抑制する作用があり、アセチルコリンには血液の循環をよくする作用があります。そのため、これらを構成するせいぶんとなるコリンを摂取することは、動脈硬化や脂肪肝の予防につながります。要求量が格段に多く、B群とは別に扱う場合もあります。
●不足するとどうなる?神経伝達物質が減るため、神経障害が起こりやすくなります。ビタミンB群に分類されるコリンですが、他のB群のように代謝を促進する酵素を助ける役割は認められません。
成長抑制が見られ、脂肪肝や腎不全なども発症します。【コリン】 動脈硬化や脂肪肝の予防に有効「コリンを多く含む食品」 レバー・牛肉・豚肉・大豆・豆腐・卵・さつまいも・とうもろこし ■神経伝達物質を生成 要求量の多さが特徴コリンは細胞膜や神経組織のもとになるレシチンや神経伝達物質であるアセチルコリンの材料になります。
水溶性なので、過剰症はありません。なお、コリンは体内でも合成されますが、要求量が多いため、食事で補う必要があります。
愛犬に必要な栄養素:食物繊維
長期間にわたって過剰摂取が続くと、カルシウムや鉄などの吸収を阻害して、ミネラル不足になる可能性もあります。●不足するとどうなる?腸の働きが低下し、便秘がちになります。そのまま体外に出ることで解毒にも役立ちます。また、海藻や果物に多く含まれる水溶性食物繊維には、血中のコレステロールを減少させたり、血糖値の急上昇を抑制する働きもあります。
5大栄養素に次ぐ「第6の栄養素」として、大いに注目を集めています。人間も含め、食物繊維を体内の酵素で消化できる動物は存在しません。食物繊維のほとんどは吸収されず、体外に出てしまいます。しかし、腸内でふくらみ、水分を吸収する性質があることから有害物質を吸着して、排出を促進します。
腸内に有害物質が長期間滞ることで、大腸がんになるリスクも高まります。また、血糖値が上昇しやすくなり、糖尿病を引き起こします。毒素を分解する腸内細菌の活動をサポートする働きもあります。犬に負担がかかるなら人間にもかかるはず。
食物繊維を消化できなくても負担になりません。安心して与えてください。人についてはそんな話を聞かないように、食物繊維をとって病気になることはありません。そのため、動脈硬化や糖尿病の予防にも効果を発揮します。
愛犬の栄養素:セレン
●不足するとどうなる?脱毛が起こり、老化現象が表れ、繁殖力が低下します。【セレン】 抗酸化作用で細胞の酸化を防ぐ「セレンを多く含む食品」 卵・鶏肉・イワシ・カツオ・カレイ・アジ・タラ・わかめ・昆布・玄米 ■ガンを抑制する抗酸化酵素の主成分セレンには活性酸素を分解し、体を酸化から守る働きがあります。このグルタチオンと過酸化脂質を引き合わせ、有害物質を排除する抗酸化酵素グルタチオンペルオキシターゼの主成分がセレンです。
中性脂肪などの脂質は活性酸素により酸化すると有害な過酸化脂質に変わりますが、これを解毒するのがグルタチオンという物質です。嘔吐や下痢など、消化器官にも悪い影響を及ぼします。
グルタチオンペルオキシターゼは強い抗酸化力を示し、細胞膜の酸化を防ぎます。●過剰になるとどうなる?爪がもろくなり、脱毛します。
中でも、もっとも有害な活性酸素といわれるヒドロキシラジカルを除去する作用があり、ガンを防止します。他にも、セレンは数多くの難病への有効性が期待されていて、研究がすすんでいます。
愛犬に必要な栄養素:鉄
主に肉類に含まれるヘム鉄は吸収率が高いのですが、植物性食品に多い非ヘム鉄は5%程度しか吸収されません。また、ビタミンCには鉄の吸収率を高める効果があるので、Cが豊富な野菜や果物を合わせれば効率的に摂取できます。免疫力が低下して、感染症にかかりやすくなります。
●不足するとどうなる?疲れやすくなり、貧血を起こします。機能鉄は酸素を全身の組織に運ぶ重要な役割を担っています。これらは機能鉄が欠乏すると、速やかに補充され貧血を防ぎます。
●過剰になるとどうなる?嘔吐や頭痛など急性中毒の症状が見られます。【鉄】 ヘモグロビンの成分として必須「鉄を多く含む食品」 レバー・イワシ・カツオ・あさり・豚肉・青菜・納豆・ひじき・煮干し ■貧血予防のために効率のよい摂取を赤血球のヘモグロビンの構成成分となる鉄は、機能鉄と呼ばれます。そのため、鉄が不足すると、体が酸欠状態に陥り、貧血症状が表れます。
食品中の鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄に分類されます。その他の鉄は、肝臓や筋肉などに貯蔵されます。
愛犬の栄養素:マンガン
中でも、骨の形成に欠かせないミネラルで、不足すると発育不全が起こります。また、性ホルモンの分泌にも関与して、欠乏すると生殖機能に障害が起こり、繁殖能力が低下してしまいます。●不足するとどうなる?骨や軟骨が弱り、発育不全を起こします。
糖質・脂質たんぱく質の生成にも関わり、エネルギーの産生に役立っています。通常の食生活では、過剰になる心配はありません。また、生活習慣病にかかるリスクも高まります。
【マンガン】 酵素を活性化して抗酸化に働く「マンガンを多く含む食品」 卵・シジミ・納豆・へーゼルナッツ・モロヘイヤ・玄米・のり・ショウガ ■成長や繁殖のために不可欠のミネラルマンガンの主な作用は、補酵素として多くの酵素を活性化することです。軟骨の合成に必要な酵素の成分にもなっています。
過酸化物質の生成を抑制して、老化や生活習慣病の予防にも働きかけます。さらに、マンガンは体内の抗酸化作用を担う酵素であるSODの構成成分としても広く知られています。
愛犬に必要な栄養素:カルシウム
【カルシウム】 骨・歯を作り、精神安定に効果「カルシウムを多く含む食品」 煮干し・アジ・納豆・豆腐・小松菜・ひじき・わかめ・昆布・チーズ ■重要な生理機能の調整に数多く携わる体内にもっとも多く存在するミネラルがカルシウムです。欠乏すると骨や歯だけでなく、脳や神経まで悪影響を及ぼします。また、細胞膜の情報伝達にも作用しています。
神経過敏になるなど、精神的にも影響を与えます。カルシウムの吸収率はリンとマグネシウムとの関連が深く、カルシウム1、リン1のバランスで摂取するのが効果的といわれています。他にも、カルシウムは筋肉の収縮をはじめ、細胞の増殖や血液の凝固、ホルモンの分泌など、多様な生理機能の調整に携わっています。
●過剰になる?嘔吐や腹痛、下痢など高カルシウム血症を起こします。カルシウムの補給がイライラ解消に役立つといわれるのは、そのためです。
骨や歯を形成して、体を支える重要な役割を果たしています。●不足するとどうなる?骨がもろくなり、骨折しやすくなります。
愛犬に必要な栄養素:マグネシウム
精神が不安定になり、体重が減少します。マグネシウムの摂取に際してはカルシウムとのバランスが大切で、カルシウムの半量程度が望ましいといわれています。さらに、酵素の活性化をサポート。
【マグネシウム】 骨の成分となり、血圧を調節「マグネシウムを多く含む食品」 ほうれんそう・大豆・納豆・小豆・ひじき・アーモンド・ピーナッツ■酵素の活性化を促し抗ストレスにも有効マグネシウムの半量以上は骨格内に貯蔵され、骨や歯を構成する重要な成分になっています。酵素反応を介して、糖質やたんぱく質の代謝を促進します。また、カルシウムと同様、リンを過剰摂取すると吸収が悪くなるので、注意が必要です。
●過剰になるとどうなる?吐き気や下痢など高マグネシウム血症を招きます。●不足するとどうなる?不整脈を起こし、心臓病のリスクが高まります。
全身の細胞内に含まれるマグネシウムは体内のミネラルバランスを調節したり、血圧や体温を維持する作用があります。抗ストレスにも働きかけ、血圧を下げる効果もあります。
愛犬に必要な栄養素:パントテン酸
脂質・糖質・タンパク質からのエネルギー生成に欠かせない補酵素の主成分になるため、あらゆる組織に必要なビタミンです。食欲が減退し、免疫力の低下によって、感染症にもかかりやすくなります。また、ストレスへの抵抗力をつけるためにもパントテン酸は不可欠です。
【パントテン酸】 腎臓を刺激して、ストレス緩和「パントテン酸を多く含む食品」 レバー・しゃけ・サンマ・ウナギ・納豆・モロヘイヤ・干ししいたけ ■免疫力をアップする抗体の生成を促進ギリシャ語の「いたるところに存在する」の意味をもつ、パントテン酸はその名のとおり、ほとんどすべての食べ物の中に含まれています。パントテン酸は腸内細菌により合成されるので、普通に食事をしていれば欠乏症は起こりません。
水溶性なので過剰症はありません。さらに、免疫抗体を合成して免疫力を高めたり、神経伝達物質の合成にも関わっています。
●不足するとどうなる?疲れやすくなり、皮膚炎や脱毛が起こります。副腎機能を刺激して、ストレスを和らげる働きのある副腎皮質ホルモンの生成を促進します。
愛犬に必要な栄養素:ビタミンE
●過剰になるとどうなる?過剰に摂取しても、毒性が低く、副作用はないといわれています。さらに、ビタミンEには血行を良くする働きがあり、血液中のコレステロールの酸化を防ぐため、動脈硬化を予防する役割も果たしています。現在、老化の原因の一つと考えられているのが活性酸素により細胞膜の脂質が変化した過酸化脂質です。
●不足するとどうなる?貧血を発症したり、動脈硬化を招きます。ガン細胞では過酸化脂質の合成が盛んに行われるので、抗ガン作用もあると考えられます。
過酸化脂質の生成を防ぐ機能があるため、老化を防止するというわけです。ビタミンEは脂質を酸化させる前の活性酸素と結び付き、強力な抗酸化作用で活性酸素を無害化します。
【ビタミンE】 強い抗酸化作用で老化を防止「ビタミンEを多く含む食品」 イワシ・ハマチ・メカジキ・植物油・かぼちゃ・モロヘイヤ・アーモンド■ガンや動脈硬化予防にも効力を発揮老化防止に効果のあるビタミンとして近年、注目されているのがビタミンEです。食欲不振や筋肉の委縮、皮膚炎も起こります。
愛犬に必要な栄養素:リン
カルシウムと同じく、丈夫で健康な骨や歯を作るために欠かせないミネラルです。●不足するとどうなる?骨の成長が阻害され、成長期には発育不良になります。虚弱になり、繁殖力が低下します。
リンは多くの加工食品に添加物として使われています。また、DNAやRNAの成分となる核酸の生成にも深く関わるとともに、細胞膜を構成する成分にもなっています。●過剰になるとどうなる?骨や歯が弱くなり、腎疾患を発症します。
摂取に際しては、カルシウムとのバランスに注意したいものです。そのため、過剰になりやすい傾向にあります。体液に含まれるリン酸塩は、ペーハー値を一定に保ち、浸透圧を調節を行なったり、神経の伝達をサポートしています。
【リン】 骨を形成し、神経伝達を補助「リンを多く含む食品」 卵・削りカツオ・大豆・高野豆腐・のり・昆布・ヨーグルト・牛乳■食品添加物による摂り過ぎに注意をカルシウムに次いで、体内に多いミネラルがリンです。さらに、糖質・脂質・たんぱく質の代謝を促す働きもあります。
愛犬に必要な栄養素:ビタミンB12
細胞の増殖やたんぱく質の合成にも不可欠のビタミンです。また、遺伝情報を司るDNAやRNAを生成する葉酸をサポートする働きもあります。なお、ビタミンB12の必要量はごくわずか。
腸内細菌によっても合成されるため、通常の食生活を送っていれば、欠乏症の心配はありません。●不足するとどうなる?葉酸の機能が低下して造血作用がスムーズに働かず、貧血を起こします。ただし、ビタミンB12は胃粘膜から分泌されるタンパク質の一種と結合して吸収されるため、胃に異常がある場合は補給が必要になります。
【ビタミンB12】 赤血球を合成して、貧血予防「ビタミンB12を多く含む食品」 レバー・豚肉・卵・イワシ・サンマ・サバ・あさり・しじみ・かき・のり■葉酸と力を合わせてDNAの生成を促進ビタミンB12は、同じビタミンB群の葉酸と力を合わせて、赤血球のヘモグロビンの合成を助け、貧血を防ぎます。さらに、中枢神経や脳の働きの維持にも役立っています。
全身がだるく、食欲不振になり、発育が阻害されます。水溶性なので過剰症はありません。
愛犬に必要な栄養素:ビタミンC
●不足するとどうなる?傷が治りにくく、骨折しやすくなり、成長障害も現れます。最近、特に注目を集めているのは、抗ガン作用です。また、ストレスが加わると大量に消費されるので、ストレスへの抵抗力を高めるためにも、ビタミンCの補給は有益です。
免疫機能をサポートする作用もあるため、細菌やウイルスの侵入を防ぎ、感染症を予防します。病原体への抵抗力が弱まり感染症にもかかりやすくなります。なお、ビタミンCは摂取しても2,3時間で排泄されるので、食事ごとに取り入れたいものです。
ます、コラーゲンの生成に不可欠で、筋肉や皮膚、骨や歯を強化します。【ビタミンC】 抗がん・抗ストレスに働く「ビタミンCを多く含む食品」 ブロッコリー・かぼちゃ・ピーマン・さつまいも・青菜いちご・みかん■ストレスで大量消費 食事ごとの補給を美肌効果の広く知られるビタミンCですが、他にもいろいろな働きをしています。
体内の発がん性物質の合成を抑制し、細胞に侵入するのを防ぐ働きがあるといわれています。水溶性なので過剰症はありません。
愛犬に必要な栄養素:亜鉛
タンパク質や糖質の代謝、ホルモン分泌や免疫機能の維持などに関わり、生命活動の根幹を支えています。●不足するとどうなる?皮膚に異常が表れ、感染症にかかりやすくなります。また、亜鉛は多くの酵素を活性化する働きがあります。
成長期には、発育不良が起こります。そのため、亜鉛が欠乏すると、皮膚の異常が最初の症状として出てきます。とりわけ、細胞の生成には不可欠です。
不足すると、味覚障害がおこると考えられています。【亜鉛】 皮膚を健康に保ち、発育を促進「亜鉛を多く含む食品」 レバー・牛肉・豚肉・卵・ウナギ・あさり・大豆・納豆・のり・ごま ■欠乏すると味覚障害を起こす可能性も全身の組織に広く分布する亜鉛ですが、特に皮膚や毛に多く含まれています。亜鉛とたんぱく質が結合して細胞分裂を行い、発育を促進し、皮膚や味覚細胞が正常に保たれます。
通常の食生活では、過剰になる心配はありません。さらに、DNAの合成にも関与しているので、亜鉛は遺伝情報の伝達にも欠かせません。
愛犬の栄養素:ヨウ素
【ヨウ素】 大切な甲状腺ホルモンの原料「ヨウ素を多く含む食品」 イワシ・サバ・カツオ・ブリ・たら・わかめ・ひじき・のり・昆布 ■皮膚を健やかに保ちダイエット効果も体内のヨウ素の大部分は、のどの下にある甲状腺に存在します。甲状腺ホルモンには、細胞の酸素消費量を調整して、エネルギー生産や脳の働きを助け、基礎代謝を促す働きがあります。成長や生殖、筋肉の機能にも重要な役割を果たしています。
過剰になると、欠乏した場合と同様に甲状腺腫を引き起こします。他にも、ヨウ素は体温の維持や呼吸の促進、皮膚の健康を維持するなど多くの作用に関与していますさらに、最近では、コレステロールの蓄積を防ぐダイエットの効果にも注目が集まっています。
ヨウ素が欠乏すると、甲状腺が必要なヨウ素を取り込もう肥大して、欠乏症である甲状腺腫を発症します。疲れやすくなり、脱毛や貧血、むくみなどの症状が出てきます。
甲状腺内ではヨウ素を原料として、甲状腺ホルモンが作られます。●不足するとどうなる?甲状腺腫になります。
愛犬に必要な栄養素:ビタミンB6
肉や魚など、たんぱく質を多く摂取するほど、その必要量が多くなります。ビタミンB6は腸内細菌により合成できるので、通常の食事をしていれば不足する心配はありません。さらに、神経伝達物質のドーパミンやギャバなどの生成もサポートしています。
●不足するとどうなる?皮膚炎や貧血、食欲不振による発育不良が見られます。B2を豊富に含んだ食品と合わせてとるのが効率的です。ただし、ビタミンB6が活性型ビタミンになるにはビタミンB2が必要。
肝臓への脂肪の蓄積を抑制する働きもあり、脂肪肝の予防にも有益です。【ビタミンB6】 タンパク質・脂質の代謝を促進「ビタミンB6」を多く含む食品 レバー・卵・鶏肉・しゃけ・マグロ・イワシ さつまいも・バナナ・ごま■肝臓への脂肪の蓄積を抑える効果もタンパク質の生成や分解に、ビタミンB6は不可欠です。
通常の食事では過剰症は起こりませんが、大量に摂取すると運動障害が起こり、平衡感覚を失います。また、脂質の代謝にも深く関わっています。
愛犬に必要な栄養素:糖質
体内に入った糖質は消化・吸収された後、グルコース(ブドウ糖)に分解されて、周辺組織に取り込まれエネルギーとして利用されます。したがって、摂り過ぎは肥満につながり、糖尿病などの生活習慣病の要因になります。また、全身にエネルギーが行き渡らず、疲れがちになります。一方で、吸収しやすいだけに、体内で脂肪に変わりやすい性質もあります。
【糖質】 元気のもとになるエネルギー源「栄養効果」 エネルギー補給、疲労回復、脳の活性化、解毒作用の促進「糖質を多く含む食品」 白米・玄米・うどん・そば・ハト麦・さつまいも・りんご・バナナ・イチゴ・ぶどう・すいか・かぼちゃ・山芋・大豆・小豆・えんどう豆・ヨーグルト■脳や神経組織が機能するための必須主にエネルギー源として使われる糖質は別名「炭水化物」といい、ごはんをはじめ穀物、麺類、いも類などに多く含まれています。脳細胞や神経組織、赤血球などのエネルギー源となる栄養素は、糖質のグルコースに限られます。しかし、この説を間違って糖質を与えてはいけないと思い込んでいる人も多いようです。また、虫歯のもとになるので、くれぐれも摂り過ぎには注意しましょう。
●不足するとどうなる?体を構成するたんぱく質や体の脂肪が分解され、エネルギーとして利用されます。つまり、たんぱく質を分解して体内で糖質を作るということです。これによって筋肉が減少し始めます。分子量の大きさによって、単糖類、二糖類、多糖類の3種類に分けられ、働きもそれぞれ異なっています。
■犬に糖質を与えてはいけない?犬には糖質を与えなくても、たんぱく質を十分量供給すれば生きていけるという実験結果があります。誤解のないように気をつけてください。「与えてもいい」と「与えてはいけない」とでは意味は違います。●過剰に摂取したらどうなるの?余った糖質は肝臓グリコーゲンとして蓄えられますが、さらに過剰になると脂肪に合成され、体脂肪として蓄積します。
愛犬に必要な栄養素:葉酸
先天性異常の予防のためにも、豊富に含む青菜などの野菜を積極的に摂取しましょう。赤血球の合成をサポートしているので「造血ビタミン」とも呼ばれ、貧血を予防します。さらに、葉酸の動脈硬化を抑制する働きも注目されています。
欠乏すると、細胞の正常な生成が阻害され、成長が遅れます。遺伝子物質DNAの合成にも、重要な役割を果たしています。また、白血球が減少して、悪性貧血を発症します。
水溶性なので過剰症はありません。葉酸の消耗が激しい妊娠中には、必要量が増加。【葉酸】 細胞の生成と造血作用に不可欠「葉酸を多く含む食品」 レバー・ほうれんそう・モロヘイヤ・ブロッコリー・アスパラガス・枝豆■DNAの合成に関与 妊娠中は多めに必要補酵素として、体内のさまざまな反応に役立っているビタミンです。
●不足するとどうなる?疲れやすくなり、皮膚炎や胃腸のかいようを引き起こします。肝臓内で動脈硬化の原因になる物質を必須アミノ酸のメチオニンに変化させることで動脈硬化や生活習慣病を防ぎます。
愛犬に必要な栄養素:ビタミンA
●不足するとどうなる?粘膜が弱くなり、感染症にかかりやすくなります。中でも、βカロチンにはガンを抑制する効果が広く認められています。さらに、粘膜の形成に深く関わって病原体の侵入を防ぎ、感染症を予防します。
皮膚や骨の健康維持にも大きな役割を果たしています。皮膚障害や目にトラブルも起こります。●過剰になるとどうなる?急性中毒症を起こし嘔吐したり、体重が減少します。
βカロチンを効率よくとるには油脂を一緒に摂取すること。【ビタミンA】 目を守り、免疫力を高める「ビタミンAを多く含む食品」 レバー・卵黄・ウナギ・のり・春菊・にんじんかぼちゃ・ほうれんそう■βカロチンには油を使って吸収率アップ目のビタミンとも呼ばれるビタミンAは、目の健康のために欠かせない栄養素です。カロチンは体内で必要な分だけAに変わって機能します。
ビタミンAはレバーなど動物性食品に含まれるレチノールと主に緑黄色野菜に含まれるカロチンに分かれます。目の粘膜の成分になり、視力を正常に保つ働きがあります。野菜を油でいためると吸収率がアップします。
愛犬の栄養素:銅
【銅】 ヘモグロビンの生成をサポート「銅を多く含む食品」 レバー・しじみ・エビ・豆腐・納豆・そら豆・きのこ・カシューナッツ ■抗酸化酵素になって生活習慣病を予防銅は鉄と深い関係があります。成長期には骨が弱くなるなど、成長遅延が起こります。活性酸素を除去し、老化や生活習慣病を予防します。
●不足するとどうなる?疲れやすくなり、貧血を起こします。また、銅は多くの酵素の成分になっています。赤血球中のヘモグロビンが酸素と結び付くには鉄が不可欠ですが、その際、同時に銅もなければ鉄を送り込むことがスムーズにできません。
通常の食生活では、過剰になる心配はありません。他にも、注目されているのが、亜鉛やマンガンとともに抗酸化酵素SODを作る働きです。したがって、鉄が十分にあっても銅が不足していると、鉄欠乏と同様の貧血になってしまいます。
銅は貯蔵されている鉄を、ヘモグロビンに吸収する働きを助けています。コラーゲンなどたんぱく質の生成を助ける酵素となり、皮膚や骨を丈夫にするためにも役立ちます。
愛犬に必要な栄養素:ビタミンB2
食欲不振による成長低下や体重減少などの全身症状も表われます。さらに、体内の有害な過酸化脂質の分解にも貢献しています。抗酸化酵素の補酵素として働き、生活習慣病やガンを予防する効果があります。
ビタミンAとともに、皮膚や粘膜の健康をサポート、傷の治りを早めるのにも役立ちます。また、体内でのエネルギー生産に深く関わり、糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変える反応を助けます。妊娠中や成長期には、特に積極的に摂取しなければなりません。
●不足するとどうなる?皮膚や粘膜にトラブルが起こり、肌がただれたり脱毛します。【ビタミンB2】 皮膚を保護し、成長を支える「ビタミンB2を多く含む食品」 レバー・ウナギ・サンマ・イワシ・サバ・卵納豆・ヨーグルト・のり■細胞の生成を促す発育促進のビタミンビタミンB2は、細胞の再生を促す重要な働きをしています。
成長に欠かせない栄養素でもあり、ホルモン調整の働きをすることから「発育促進ビタミン」とも呼ばれています。水溶性なので過剰症はありません。
愛犬に必要な栄養素:カリウム
●不足するとどうなる?下痢やおう吐など、低カリウム血症を起こします。心臓病を発症するリスクも高まります。したがって、塩分の多いものを食べたときにはカリウムも多く摂取する必要があります。
細胞内にナトリウムが増えると、バランスを保つ機能が働き始めます。この際カリウムが不足していると、ナトリウムの排出ができず、細胞内で過剰になり結果的に、高血圧を引き起こしてしまいます。
ナトリウムと細胞外のカリウムを交換して、ナトリウムの増加を抑制するのです。カリウムは調理による損失が大きく、不足しがちですので、十分な量をとるように心がけたいものです。
【カリウム】 体内のペーハーバランスを維持「カリウムを多く含む食品」 青菜・トマト・さつまいも・山いも・納豆・いんげん豆・りんご・海藻類 ■過剰な塩分を排出し高血圧を予防する細胞内液に含まれるカリウムは、細胞外液に多く含まれるナトリウムと一緒になって、細胞内のペーハーや浸透圧を維持する働きがあります。通常の食生活では、過剰になる心配はありません。
愛犬に必要な栄養素:ナイアシン
通常、ナイアシンは必須アミノ酸の一種であるトリプトファンが肝臓で代謝されて合成されますが、それだけでは十分量を満たしません。さらに、脳の神経伝達物質の生成に不可欠で、脳神経の働きをサポートしています。
●過剰になるとどうなる?通常の食事では過剰症は起こりませんが、大量に摂取すると嘔吐や下痢、不整脈などを起こします。また、皮膚や粘膜の強化にも役立っています。
●不足するとどうなる?皮膚炎や口内炎、下痢を起こし、知覚障害が表われます。体内に入ると、エネルギー源となる糖質・脂質の代謝を促進する補酵素として機能します。
鉄はトリプトファンをナイアシンにするために必要で、鉄が欠乏すると二次的なナイアシン不足となる可能性があります。【ナイアシン】 代謝を促進し、脳をサポート「ナイアシンを多く含む食品」 レバー・豚肉・鶏肉・アジ・カツオ・マグロ・イワシ玄米・ピーナッツ■鉄の欠乏で二次的に不足する可能性もビタミンB群の一種であるナイアシンは、主に、肉や魚などの動物性食品や豆腐、種実類に多く含まれています。
愛犬に必要な栄養素:たんぱく質
肉や魚介類に含まれる動物性たんぱく質は必須アミノ酸をバランスよく含むので、効率のよい摂取が可能ですが、一方で脂質やコレステロールも多く含まれます。●過剰に摂取するとどうなる?たんぱく質は体内に蓄えられないので、過剰な分は尿となって排出されます。通常の食生活なら必須アミノ酸不足の心配は不要です。アレルギーなどで完全なベジタリアン生活を送っていれば、抵抗力が落ちる可能性もあります。
●不足するとどうなる?皮膚が荒れ、けがの回復が遅れます。ただし、大量に排泄されるとカルシウムの排泄量も増加するので、骨がもろくなる可能性が高まります。特に、体の発達のめざましい成長期には多量のタンパク質が必要です。たんぱく質は20種類のアミノ酸が結合したもので、その種類や含有量によって性質が異なります。
アミノ酸は体内で合成できますが、合成量が不足するものを必須アミノ酸といい、必ず食品から摂取しなければなりません。筋肉や臓器、皮膚、血管などの体の基本となる組織をはじめ、ホルモンや酵素、免疫抗体などもすべて、たんぱく質からできています。【たんぱく質】 体の大切な部分を作る主成分「栄養効果」成長の促進、脳の活性化、精神安定、免疫力の向上「たんぱく質を多く含む食品」 卵・牛肉・鶏肉・豚肉・レバー・アジ・イワシ・サバしゃけ・マグロ・ウナギ・トビウオ・エビ・大豆・豆腐・枝豆・カッテージチーズ・牛乳■動物性と植物性を合せてバランスよく体を作り、生命活動を維持するために不可欠の栄養素です。■必須アミノ酸が足りているか心配?たんぱく質といえば、必須アミノ酸が含まれているかをことさら気にする方がいますが、日ごろから肉や魚などを食べていれば不足することはありえないので心配不要です。
特殊なケースで気になる場合は毛の変化に注意しましょう。その必須アミノ酸をバランスよく含むたんぱく質を、栄養価的な価値の高い「良質たんぱく質」といいます。そういう場合の摂取不足はまず毛の質の変化に表れるので、注意して観察してください。豆腐や穀類に豊富な植物性たんぱく質と組み合わせて、食事に取り入れることを心がけたいものです。
愛犬に必要な栄養素:脂質
脂質を控えめにしたほうがいいケースでも、摂取しなくていいというわけではありません。一番の特徴はエネルギー価の高さ。肉や乳製品などの動物性脂肪に多く含まれているのが飽和脂肪酸、青魚や植物性油に多いのが不飽和脂肪酸です。すると、皮膚がカサカサになり、ついには、体調不良を訴えるまでになってしまいます。
少量で多くのエネルギーを効率よく得られます。●過剰に摂取するとどうなる?エネルギー過多になり、肥満を招いたり、進行させます。過剰に摂取すると、コレステロールや中性脂肪が増え過ぎ、動脈硬化の誘因になります。しかし、それだけに摂りすぎると肥満につながってしまいます。
●不足するとどうなる?全身の皮膚が乾燥してかさつき、傷が治りにくくなります。飽和脂肪酸は体内でコレステロールを作る材料になります。また、エネルギーが不足することで免疫力が低下して、皮膚病や感染症にかかりやすくなります。【脂質】 効率のよいエネルギーを供給「栄養効果」 エネルギー貯蔵、動脈硬化予防、生活習慣病予防、脳の機能維持「脂質を多く含む食品」 マグロ・サバ・サンマ・イワシ・カツオ・ブリ・太刀魚・レバー・牛肉・大豆・くるみ・アーモンド・アボガド・鳥皮・オリーブ油・ごま油・キャノーラ油■体によい脂肪酸を積極的にとりましょうとかく悪者あつかいされがちな脂質ですが、細胞膜や血液など体の構成成分としてなくてはならない栄養素です。
植物油や青魚を手作り食に取り入れましょう。肥満を気にして脂質を全く与えないと悪影響も。脂溶性ビタミンの吸収を促進したり、神経の働きにも深く関わっています。特に飽和脂肪酸を摂りすぎると、動脈硬化をはじめ心臓病、糖尿病などの生活習慣病になるリスクが高まり、ガンの誘因となる可能性もあります。
愛犬に必要な栄養素:ビオチン
ビオチンは皮膚の健康維持のために必須のビタミンです。脱毛防止や爪の強化にも有効です。気になる場合は加熱調理するといいでしょう。
アレルギーを起こす化学物質、ヒスタミンのもとになるヒスチジンを除去する働きがあるといわれているのです。さらに、近年アトピー性皮膚炎やアレルギーに対する効果も注目されています。ただし、ビオチン欠乏を招く生の卵白には注意が必要。
【ビオチン】 皮膚の健康を守り、脱毛を防ぐ「ビオチンを多く含む食品」 レバー・鶏肉・しゃけ・イワシ・きな粉・ヨーグルト・ピーナッツ ■アレルギーやアトピーの抑制効果にも注目皮膚炎を治す因子としてドイツで発見されたビオチンは、ドイツ語で皮膚の頭文字がHとなることからビタミンHとも呼ばれています。ビオチンは多くの食べ物に含まれているので、普通に食事をしていれば欠乏症にはなりません。水溶性なので過剰症はありません。
皮膚炎や関節炎などの症状のほか、毛並みの悪さもビオチンの欠乏の可能性があります。●不足するとどうなる?食欲不振になり、成長障害を起こします。
愛犬に必要な栄養素:ビタミンK
血液の凝固に深く関わるビタミンで、出血したときに血を止める重要な働きをしています。他に、添加物として合成されたビタミンK3が使われています。このように、血液の凝固を促したり、抑制したりすることで、血液の正常な状態を保っています。
通常の食事では、まず過剰症の心配はありません。カルシウムが骨に沈着する際に必要なたんぱく質を活性化させ、骨からカルシウムが排出されるのを防いでくれます。一方で、血管内での血液の凝固を抑えて、血栓の予防にも有効です。
●不足するとどうなる?出血しやすく、止血に時間がかかります。【ビタミンK】 血液を健康に保ち、骨を強化「ビタミンKを多く含む食品」 小松菜・ほうれんそう・モロヘイヤ・かぶの葉・キャベツ・納豆・わかめ■出血したときに血液の凝固を助けるビタミンKには、主に緑黄色野菜に含まれるビタミンK1と体内で微生物によりつくられるK2があります。
カルシウムの代謝が悪くなり、骨が弱くなります。さらに、ビタミンKは丈夫な骨作りにも効果を発揮します。
愛犬に必要な栄養素:ビタミンD
【ビタミンD】丈夫な骨作りの必須ビタミン「ビタミンDを多く含む食品」 しゃけ・サンマ・アジ・しらす干し・干ししいたけきくらげ・まいたけ■カルシウムの吸収を促進して骨を形成植物性のビタミンD2と動物性のビタミンD3があり、D3は太陽の紫外線を浴びると体内で合成できます。●不足するとどうなる?骨が曲がるなどの異常が出て、発育不良になります。成長期には特に大切で、丈夫な骨作りのために欠かせない栄養素です。
カルシウムが十分に供給され、ビタミンDが正常に機能していると、歯や骨の健康を維持できるだけでなく、ストレスを解消し、精神の安定にも役立ちます。ただし、犬の場合は合成量が少ないので食べ物で補給しなくてはなりません。
。また、血液のカルシウム濃度の調整にも深く関わり、血中のカルシウム濃度を一定に保ちます。
●過剰になるとどうなる?カルシウムが異常沈着する高カルシウム血症を起こし、嘔吐、下痢などで体重が減ります。もっとも重要な働きは、カルシウムとリンの吸収を促し、骨や歯に沈着させることです。
愛犬に必要な栄養素:ビタミンB1
水溶性なので過剰症はありません。食欲が減退し、体重が減少したり、発育不良になります。糖質は脳の唯一のエネルギー源になるものですから、心身ともにエネルギー不足に陥ってしまうわけです。
●不足するとどうなる?全身に疲労感が起こり、手足のしびれやむくみの症状が見られます。運動をした後など、エネルギー消費が多いときには、積極的に食事に取り入れましょう。
ビタミンB1は「疲労回復ビタミン」とも呼ばれ、疲労回復剤として広く市販されています。米などの糖質をどんなにたくさん摂取しても、B1が不足していると、エネルギーとして使うことができません。
【ビタミンB1】 糖質の代謝を助け、疲労解消「ビタミンB1を多く含む食品」 豚肉・鶏レバー・しゃけ・ウナギ・タラコ・玄米大豆・いんげん豆■精神安定にも働く 疲労回復のビタミンビタミンB1は糖質を分解し、エネルギーに変えるのを助ける重要な役割を担っています。糖質の代謝が滞ると、乳酸などの疲労物質が蓄積して、だるく疲れやすくなり、神経も正常に働かなくなります。
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